浅間山の日帰り登山コース紹介!登山口の駐車場やアクセスは?
行楽シーズンに楽しむアウトドアとして最も一般的なもののひとつである、ハイキング。
特に山でのハイキングは、豊かな自然も一緒に楽しめるのでおすすめです。
群馬と長野の境に位置する浅間山は噴火活動でよく知られていますが、実は人気のある登山スポットのひとつ。
初心者でも登りやすい登山道で都心から日帰りで行くことも可能なので、ハイキングに訪れる人も多いです。
火山活動の状況によって一部立ち入り禁止など規制のかかることはありますが、登山に使用するルートはじゅうぶん歩けるので大丈夫ですよ。
そこでこちらの記事では、浅間山にある日帰りで行ける登山コースをご紹介します!
登山口へのアクセスや駐車場といった情報も地図つきでまとめたので、山登りに出かける際にはぜひ参考にしてみてください!
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Contents
登山スポット【浅間山】
長野県軽井沢と群馬県吾妻郡の境目にそびえ立つ活火山である「浅間山」。
現在もたびたび小さな噴火を起こしているので、ニュースでその名前を見かけることも多いですよね。
その雄大な姿から、日本百名山のひとつにも数えられている山でもあります。
加えてとても自然が豊かで、山域が上信越高原国立公園に指定されている浅間山。
山中には20種類以上に及ぶ高山植物や高山蝶に野生動物といった、貴重な生きものが数多く生息しています。
そんな浅間山は活火山でありながら登山スポットとしても人気があり、多くの登山客にも親しまれている山。
火山の活動状況によって立ち入り禁止など規制の行われる場所もありますが、その場所を避ければハイキングを楽しむことができます。
周囲に視界を遮る山がないため、山頂から眺める大パノラマの景色は見事。
白根山・妙義山・荒船山・八ヶ岳、・日本アルプスといった山々や、遠くには富士山をのぞむこともできますよ。
浅間山登山口の駐車場やアクセスは?
浅間山のおもな登山口は、車坂峠と浅間山荘の2ヵ所。
公共交通機関でアクセスするときは、どちらの登山口へも同じ電車または高速バスと路線バスを乗り継いで向かいます。
電車を利用する場合はJR長野新幹線で「佐久平駅」へ、高速バスの場合はJRバスまたは近鉄バスで「小諸駅」へ。
佐久平駅・小諸駅からはJRバスの高峰高原行きに乗り、「浅間登山口」または「高峰高原ホテル前」バス停で下車すれば到着です。
「東京駅」→JR長野新幹線→「佐久平駅」→JRバス高峰高原行き→「浅間登山口」または「高峰高原ホテル前」
新宿・大阪・京都→高速バス→「小諸駅」→JRバス高峰高原行き→「浅間登山口」または「高峰高原ホテル前」
しかし高峰高原行きの路線バスは1日に2本しか出ていないため、駅からはタクシーなどを利用する場合が多いようです。
路線バスを利用するときは、乗り過ごさないよう必ず高峰高原行きの時刻表をチェックしておきましょう!
自動車でアクセスした場合は、以下の駐車場が利用できます。
車坂峠
高峰高原ホテルの駐車場
収容台数:約80台
高峰高原ビジターセンターの駐車場
収容台数:約50台
浅間山荘
浅間山荘の有料駐車場
収容台数:約50台
浅間山の日帰り登山コース紹介!
黒斑コース
ルート:高峰高原・車坂峠→槍ヶ鞘・トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→Jバンド→賽の河原分岐点(→浅間山)→トーミの頭→高峰高原・車坂峠
※噴火警戒レベルが2のときは()の区間への立ち入りが禁止されています。
所要時間:約6時間40分
車坂峠の登山口から黒斑山・蛇骨岳・仙人岳を縦走し、一周してふたたび車坂峠へ戻って来るコース。
登山道に入ってすぐ表コース(右側)と中コース(左側)の分岐がありますが、登りは展望の良い表コースがおすすめです。
表コースの樹林帯を1時間ほど登ると、そこにはトーミの頭の姿が。
トーミの頭に登れば、正面に雄大な浅間山の姿をおがむことができますよ。
そこから先は縦走が始まり、黒斑山・蛇骨岳・仙人岳といくつもの山を通っていくことになります。
しばらく眺めの良い登山道が続きますが、仙人岳まで来るとさらに北側の展望が広がり眼下には浅間高原シャクナゲ園の見える絶景ポイントです。
仙人岳からはJバンド下降点を降り、高山植物のお花畑を通って賽の河原へ。
ガレ場を急降下する部分がありますが、気をつけて降りれば初心者でも大丈夫です。
湯ノ平口分岐からふたたびトーミの頭方面へ登り、そのあとの下りは樹林帯で展望は良くない代わりに距離の短めな中コースを使って帰りましょう。
スタート・ゴール地点の高峰高原には高峰温泉があり、山登りのあとには展望露天風呂を満喫することもできますよ。
火山館コース
ルート:浅間山荘登山口→一の鳥居→二の鳥居→火山館→湯の平口→賽の河原分岐点(→浅間山)→賽の河原分岐点→湯の平口→火山館→二の鳥居→一の鳥居→浅間山荘登山口
※噴火警戒レベルが2のときは()の区間への立ち入りが禁止されています。
所要時間:約4時間40分
浅間山荘の登山口から賽の河原分岐点で折り返して、ふたたび浅間山荘へと帰って来るコース。
黒斑コースより短めのコースとなっているので、短時間で登山を楽しみたい場合はこちらがおすすめです。
登山口から入って樹林帯のなかを歩くと、一の鳥居の先に山側コースと谷側コースの分岐が。
どちらに進んでも二の鳥居ですぐ同じ道に合流します。
谷側コースを通ると、不動滝という小さな滝を見ることができますよ。
二の鳥居からしばらく急な坂が続きますが、それを越えれば視界がひらけ美しい展望がのぞめます。
特に左側に見えてくる、トーミの頭から黒斑山・蛇骨岳・鋸岳と続く岩稜は見ものです。
火山特有の硫黄のにおいが立ち込める道を進めば、火山館に到着。
火山館はトイレや水道も完備されている休憩所となっているので、ここでひと休みしてから再出発しましょう。
ここから先は黒斑コースでも通った、湯の平口の登山道へと合流。
草原のひろがる賽の河原にたどり着いたら、折り返して元来た道を帰りましょう。
こちらのコースの登山口となる浅間山荘でも、日帰りの温泉に入ることができるのでおすすめです。
最後に
火山の活動状況によって一部立ち入り禁止になるところはありますが、登山をすることはできるのですね。
活火山ならではの独特の風景を眺めながらのハイキングは、なかなか他では味わえないかもしれませんね。
初心者でも登れる登山コースとなっているので、普段アウトドアを楽しまないという方も山登りに出かけてみてはいかがでしょうか?
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